イエスとも、ノーとも言わないでください。何も送らないでください。1週間の猶予をもらう短い返信を1通だけ送り、その1週間を有効に使いましょう。
今日:一度読んで、6つのことを書き出す
- 誰が、どのメールアドレスから送ってきたか。
- その人がどの会社の人か。買い手なのか、紹介者なのか。
- 何を求めているか。どのシステム、どの記録、何年分か。
- 金額と、その前後の言葉。「estimate(見積もり)」「up to(最大)」「indicative(参考値)」とあれば、まだ正式なオファーではありません。
- 期限。
- 独占かどうか、データをいつまで保有するかについての記載。最初のメールでは、たいてい触れられていません。
まだ何も送らない
サンプルも、データの書き出しも、ログイン情報も、「connect your accounts(アカウントを連携)」のリンクもいけません。「規模を見積もるため」のフォルダ1つでもだめです。
買い手はサンプルを見てから価格を決めます。つまり、サンプルは好意で渡すものではなく、取引の一部です。それに、急いで抜き出したフォルダには、たいていどこかに顧客のファイルや従業員の給与明細がまぎれ込んでいます。
防衛関連や輸出規制の対象となる仕事をしている場合は、ファイルを1つでも出す前に、輸出管理の担当者に相談してください。
相手が誰かを確認する
- メールは買い手自身のドメインから届いていますか?Gmailのアドレスや、よく似た別のドメインなら、いったん手を止めて、その会社を自分で調べてください。
- 誰かの紹介ですか?買い手は紹介料を払っており、中には最大$100,000を払うところもあります。紹介が悪いわけではありませんが、確認はしてください。誰が報酬を受け取るのか、詳しくはこちら。
- メールの内容は買い手のウェブサイトと一致していますか?サイトに書かれていないことを約束している場合は、その根拠を尋ねてください。
期限について
私たちが確認した買い手の中に、48時間の期限を自社のウェブサイトに載せているところはありませんでした。保留期間を公表している唯一の買い手は、14日間としています。また、多くの買い手は、署名後の支払いに数週間から数か月かかります。
本当の買い手なら、1週間は待てます。
今日送る返信
[ ]の部分を埋めて送信してください。
[お名前]様
ご連絡ありがとうございます。関心を持っており、現在アドバイザーとともにオファーを検討しております。
つきましては、以下を含む条件の全文を書面でお送りください。
- 契約書の草案
- 対象となるシステム、記録、年数の具体的な内容
- 独占かどうか、またその期間
- 最終的な買い手を含め、データを受け取る相手
- 支払いの時期と方法
- 当社を紹介したことで手数料を受け取る人がいるかどうか
[日付:7〜10営業日後]までにご回答いたします。それまでオファーが有効であることをご確認ください。
よろしくお願いいたします。[ご自身のお名前]
買い手に送る英語版
Hi [Name],
Thanks for reaching out. We're interested and are reviewing your offer with our advisors.
Please send the full written terms, including:
- the draft agreement
- exactly which systems, records and years are included
- whether it's exclusive, and for how long
- who receives the data, including the end buyer
- when and how we'd be paid
- whether anyone is being paid a fee for introducing us
We'll get back to you by [date, 7 to 10 business days out]. Please confirm the offer stands until then.
Thanks, [Your name]
条件ではなく新しい期限を返してくるようなら、それ自体がひとつの答えです。
誰に相談するか
- 顧問弁護士。データのライセンス契約を扱ったことがあるか聞いてください。まだ経験のない弁護士がほとんどです。それでかまいませんが、把握しておく必要はあります。
- 社内のIT担当者、または委託先のIT業者。誰かが何かを接続する前に相談してください。各システムに何が入っているか、「読み取り専用」の接続で実際にどこまでアクセスできるかを知っています。
- CPA(米国公認会計士)。支払いの時期と税金について。
2日目:求められたものを仕分ける
求められたシステムをすべて書き出し、中身が何かに印をつけます。自社のもの、顧客のもの、輸出規制の対象、従業員の記録。顧客のファイルと従業員の記録は、たいてい売れません。何を確認すべきかは売れる記録はどれかで解説しています。
そのうえで、2社目の入札を取るかどうかを決めます。何かに署名する前に、確認すべき7つのことを読んでください。